お見舞いをいただいた方には、直接元気になった顔を見せてお返しを贈る事が出来れば一番いいのですが、自宅療養などで全快と言えない場合に無理をする必要はありません。それでも、まずお返しを贈りたい場合は以下を参考にしてみて下さいね。
自宅療養中のお返しは発送OK?
お見舞いをいただいた方には、直接元気になった顔を見せてお返しを贈る事が出来れば一番いいのですが、自宅療養などで全快と言えない場合に無理をする必要はありません。それでも、まずお返しを贈りたい場合は以下を参考にしてみて下さいね。
個別直送について
入院中にお見舞いを頂いたものの、自宅療養が必要で全快まではまだ時間がかかりそう。 それでも入院中にお世話になった方にお見舞いのお礼はしておきたいという場合は「御見舞御礼」又は「快気内祝い」としてお返しを贈る事が出来ます。
ご自分の体調がまだ優れない場合や、先方が遠方にお住まいで直接お伺いしてお礼のあいさつが出来ない場合はお返しの品を発送しても失礼にはあたりません。ご自宅への個別発送でしたら、相手が持ち帰るわずらわしさもありませんし、多少重さのある品物もお贈り出来することが出来ますね。
この場合はまずお礼の電話かお手紙で連絡し、ご挨拶をしてからお見舞いのお返しを発送すると良いでしょう。
全快してから持参するもの?
「快気祝い」は本来、病気やケガが全快した喜びをお裾分けするものですが、近年では、お見舞いに来てもらった人へのお礼や退院の報告という意味に変化しています。全快して元気な姿を見せるとともにお返しが出来ればそれに越したことはありませんが、必ずしも「全快」にこだわる必要はありません。
通院や自宅療養が必要で、全快がまだまだ先になりそう、という場合もあると思います。それでも入院中お世話になった方にお礼を言いたいという場合は、退院を一区切りとして御見舞御礼、快気内祝いとして贈り物をされる方もいらっしゃいます。
「快気内祝い」は退院したもののまだ通院や療養が必要でという場合に使われます。「快気祝い」とは回復の状況で使い分けをすることが多いですので気を付けて下さいね。
手紙だけ先に送りたい場合
退院はしたものの、リハビリや自宅療養が必要な場合もあるかと思います。このような場合、お見舞いのお返しは退院後すぐにやらなくてはいけないという事はありません。お返しの品物選びも大変ですので、体に障らないようにある程度落ち着いてから準備すればいいでしょう。
体調が落ち着いたらまず、退院の報告とお見舞いのお礼としてお手紙を送れば、お見舞いに来てくれた方やお見舞いをくれた方も安心できますね。また、品物をお贈りする場合は「心ばかりの品を別便でお届けいたしますので、何卒ご笑納くださいませ。」のように記載しておくと相手に取っても親切です。
お礼状を書く場合は、療養中などで状況があまり良くなくても相手が不安になるようなことは書かず、病状が深刻であるときも詳しく述べる必要はありません。前向きになるような気持ちと近況を報告するに止めておきましょう。
お見舞い返しを贈る時期は?
お見舞い返しは退院後10日以内に贈るのが一般的なマナーとされる場合があります。しかし、体に無理をしてまで期間を守らなければならないというものでは決してありません。ご自身では大丈夫だと思っていても、品物選びやお礼状の用意などは思いのほか体に負担をかけてしまうものです。
まずは体をしっかりと治し、心と体調に余裕ができた段階でお見舞い返しの手配をしても失礼には当たりません。どうしてもお返しをしないと気になってしまうという場合はご家族に手伝っていただくなども一つの方法ですが、無理をしてお返しをしても相手を恐縮させてしまう場合もあります。
ご自身にとっても、相手にとっても、一番大切なのはマナーを守ることよりも「ご自身の健康」だということを忘れないでくださいね。
会社からのお見舞い
会社からいただいたお見舞いには様々なパターンが考えられます。 会社名義でいただいた場合は会社の慶弔費から贈られている可能性が高く、この場合は基本的にお返しの必要はありません。判断出来ない場合は総務部や経理部などの担当部署に確認してみましょう。
社長名義でいただいた場合は個人的なお見舞いとなりますので、会社とは別に考えてお返しを用意しましょう。所属部署一同からいただいた場合は、頂いた金額を人数で割り、一人当たりの金額の半額程度を目安に品物を用意します。
皆さんで分けられるようなコーヒーやお茶、お菓子の詰め合わせなどを用意してまとめてお返ししても良いでしょう。本来であれば、回復して職場復帰するタイミングでお返しを持参するのがベストなタイミングではありますが、退院したもののまだ時間がかかりそうな場合は退院の報告、職場に迷惑をかけているお詫びの意味も込めて品物を郵送しても問題ありません。
お返しを贈った場合の職場復帰時
自宅療養で仕事は休んでいるものの、退院のタイミングで既にお見舞い返しは贈っているという場合でも、職場復帰の時には長い間ご迷惑をおかけしたという意味を込めて、改めてお礼の品物を持参した方がスマートと言えるでしょう。
退院して自宅療養になるタイミングで、必ずしも職場にお見舞い返しを贈らなくてはならないというわけではありませんし、手紙や電話などで退院の報告だけに留めておくという場合もあるでしょう。
いずれにしても、職場復帰の日は心機一転仕事を再スタートさせる節目の日ですので、今までご迷惑をかけたお詫びと、また今日からよろしくお願いしますという気持ちを込めて、皆さんで楽しめる「お礼の品物」を持参すれば、気持ちよく仕事に入ることができるのではないでしょうか。
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