出産後は色々と慌ただしく、育児をしながら、贈る相手に失礼のないように出産内祝いの手配をするのはとても大変です。 ゆとりを持って素敵な内祝いの準備ができるように、ここでしっかりとマナーを学んでいきましょう。

出産内祝いは生後一カ月後のお宮参り前後に贈るのが一般的なマナーとされています。 又はお祝いを頂いてから1ヶ月以内。 遅くとも2カ月以内には贈るようにしましょう。

しかし産後間もないこの時期は赤ちゃんの世話に手がいっぱいで、何かとあわただしいもの。 内祝いを贈る時期になって慌てないように、可能であれば出産前からある程度準備をしておく事をおすすめします。

カタログを取り寄せて、ある程度品物の目星をつけておく、親しい人、お世話になっている人、結婚のお祝いを頂いた人などの住所や連絡先をまとめて整理しておく、といった事は出産前に済ませておくと後になって安心ですね。

現在では出産内祝いをインターネットで購入し、業者の方でのし紙やギフトカードを付けて相手に直送出来るサービスはたくさんあります。 こういった便利なサービスを利用することは決して失礼ではありません。

たしかに相手にお会いして直接渡すことが出来ればいいかもしれませんが、なかなかそうもいきませんからね。

ここで気を付けたいのは、品物を贈る前に電話かお手紙でお礼の言葉と、内祝いを郵送させて頂いた旨を事前にお伝えしておくという事です。 何の連絡も無しにいきなり品物だけが届いたら、相手の印象も良くないでしょう。

やはり感謝の気持ちを自分の言葉でしっかりお伝えすることは大切なマナーです。 また、年配の方の中には内祝いの郵送、直送を失礼だと感じる方もいらっしゃいます。 贈る相手との関係などをしっかりと考慮した上でサービスを利用するといいでしょう。

日本では古くから1歳の誕生日を盛大に祝う習慣がありました。 昔は1歳になる前に亡くなってしまうという事も多かったので、1年間無事に育ってくれた事に感謝の気持ちを込めて、初誕生を特別なお祝いと考えていたようです。

日本では昔から初誕生のお祝いに餅をつく「誕生餅」のような風習があり、現代でも地域によっては「餅踏み」「背負餅」「一生餅」など様々な習慣が受け継がれていますが、一般的にはケーキにロウソクを立てて、家族だけでお祝いをしたり、友人を招いて気軽なホームパーティーを開くといったケースが多いのではないでしょうか。

現在では基本的には初誕生祝いを頂いても内祝いをする習慣はありません。 誕生パーティーに招待するのがお返しの代わりとなります。

気になる方は、手軽なお土産を用意してパーティーの帰りに渡すのもいいでしょう。 初誕生のお祝いを頂いたけど招待できなかったという場合は、半額～3分の1の金額を目安に内祝いを贈りましょう。 お礼状に赤ちゃんの写真を添えて贈ると相手も喜んでくれるかもしれませんね。