出産内祝いに限らず、どんな贈り物をする時でも、心がけるべき「マナー」があります。 せっかくの感謝の気持ちも、知らずにマナー違反をして相手に失礼になっては台無しです。 ここでしっかり押さえておきましょう。
出産内祝いのタブー
出産内祝いに限らず、どんな贈り物をする時でも、心がけるべき「マナー」があります。 せっかくの感謝の気持ちも、知らずにマナー違反をして相手に失礼になっては台無しです。 ここでしっかり押さえておきましょう。
マナー違反ってあるの?
出産内祝いに関するマナー違反は大きく分けると「金額」「届け方」「時期」の3つになります。
まず金額に関して。 出産祝いで頂いた品物よりも高価なものを贈るのはNGです。 相手に喜んでもらおうと奮発しても、相手にとっては嫌味になってしまいます。 多くても、もらった品物の半額までにしておきましょう。
逆に、中には贈った金額の3分の1以下の内祝いをマナー違反と感じる人もいるようです。 相場は半額~3分の1とは言え、贈る相手によっては金額に気を付けた方がいいかもしれません。
続いて届け方に関して。 のしをかける事やお礼状、挨拶状、カードを付けるのは大切なマナーです。 例え親しい間柄であっても、昔からのマナーを重んじたり、お祝いを頂いた感謝の気持ちを伝えることは大事ですね。
最後に時期に関して。 送るのが遅すぎて、相手が忘れた頃に届いた、なんてことがないように。 一般的には生後30日前後(お宮参り前後)、もしくは出産祝いを頂いてから1ヶ月以内に贈るのがベストです。
縁起が悪い贈り物は?
出産内祝いの品物は、これでなければいけない、というものはありません。 しかし、お祝いの品として不適切とされているものもありますので押さえておきましょう。
「刃物」・・・ナイフやハサミのような「切るもの」は、縁を切ることを連想させますので縁起が悪いとされています。
「櫛」・・・「苦」や「死」をイメージさせるため、良くありません。
「日本茶」・・・日本茶は一般的に法事で贈られる事が多いため、お祝いの品としては相応しくありません。
他にも、清めの塩を連想させる「塩」も縁起が悪いと考える人もいます。
また、縁起が悪いという訳ではありませんが、靴下やスリッパのような「履物」も踏みつけることにつながるため、特に上司や目上の方に贈るのは失礼にあたります。
これらは出産内祝いだけでなく、他の祝いごとにも共通しますのでしっかり覚えておきましょう。
喪中の場合でも贈っていいいの?
出産内祝いを贈る相手が喪中の場合、内祝いを贈ると失礼になるのではと心配になってしまいますよね。 しかし、内祝いはお礼の気持ちを贈る物。喪中でもマナー違反にはなりません。
とは言っても、相手の事を考えると気持ちはそれどころではないはず。 失礼のないように充分配慮する必要があります。
一般的には出産内祝いはお祝いを頂いてから1ヶ月以内に贈るのがマナーですが、喪中の場合は四十九日を過ぎ、相手が落ち着いた時期に贈るようにしましょう。 先にお礼状を出して、相手を気遣う言葉を添えてもいいですね。
水引は通常通り「紅白の蝶結び」で問題ありません。 のしに書く「内祝」の「祝」という字は喪中の方へは使わない方がいいですね。 「御礼」と書いて贈りましょう。
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