香典返しは直接お伺いし、手渡しするのが昔からのマナーです。郵送するのが一般的な現代ですが、いざという時に困らないためにも、今回の記事を参考にして直接手渡しする際のマナーを押さえておきましょう。
香典返しの正しい渡し方
香典返しは直接お伺いし、手渡しするのが昔からのマナーです。郵送するのが一般的な現代ですが、いざという時に困らないためにも、今回の記事を参考にして直接手渡しする際のマナーを押さえておきましょう。
直接渡す時のポイント
郵送で香典返しを贈るのが当たり前になっている現代ですが、特にお世話になった方などの場合、忌明け後ご自宅に直接伺って香典返しを手渡しする事もあるかと思います。香典返しを手渡しする場合はどのようなポイントがあるのでしょうか。直接お礼を述べる際は
の4つを丁寧に伝えるようにしましょう。具体的な挨拶の礼として、以下を参考にして挨拶してみてはいかがでしょうか。
「先日の葬儀ではお心遣いを頂き、ありがとうございました。
おかげさまで無事に四十九日の法要を済ませることができました。
ささやかですが、お香典のお礼としてお納め下さい。
今後とも、よろしくお願いいたします。」
職場復帰して上司や同僚に香典返しと共に挨拶する場合は、忌引きで急な休みを頂いたことへのお礼も忘れずに伝えて下さい。直接香典返しを手渡しする場合、商品の包装紙の上にのし紙を掛ける「外掛け」になりますので注意して下さい。
郵送の場合は配送中にのし紙が破れたり汚れたりすることを防ぐため「内掛け」が基本になりますが、外掛けは品物を相手に贈った意味を明確に伝えるという意味があります。
最近では弔問客に葬儀の当日香典返しをお渡しする「当日返し」の習慣が広まっています。当日返しの場合は香典返しの品を、同じく弔問客にお渡しする「会葬御礼」と間違われてしまいがちです。後になって「香典返しが来ない」と問題になってしまうのを避けるためにも「お香典のお礼としてお納め下さい」と一言添えるようにしましょう。
直接受け取る場合の注意点
自分自身が香典返しを手渡しで受け取る場合はどのような事に気をつければ良いのでしょうか。まず、香典返しは香典に対するお礼の意味がありますので、品物を受け取った際に「ありがとうございます」というお礼の言葉は避けるようにします。
礼に礼を重ねることは「不幸を重ねる」「不祝儀が繰り返される」という意味になりますし、本来は香典や香典返しのように不幸にまつわるものは無いに越したことはありません。
頂いて嬉しいという表現は避けて、「ご丁寧に恐縮です」「恐れ入ります」などに言い回しを変えるように気をつけましょう。身内に不幸があった相手に色々と声を掛けたくなる気持ちも分かりますが、このような場合、無理に多くを話そうとする必要はありません。
なるべく丁寧かつ簡潔に話すのが一番いいでしょう。
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