花や観葉植物は日々の生活に彩りと癒しを与えてくれる素敵な贈り物ですが、植物を贈るにはいくつかマナーや注意点があります。

相手に喜んでもらえるよう、今回の記事でポイントを押さえておきましょう。

新築祝いに花を贈る場合にはどんな事に気をつけたら良いのでしょうか。

開店祝いでよく目にする胡蝶蘭は新築祝いでも人気の贈り物です。

胡蝶蘭は「幸せが飛んでくる」という花言葉を持ち、繁栄や安定を意味する花ですので、新築祝いにふさわしい縁起の良い花とされています。

他の花と比べても長持ちしやすいという点も人気の秘密です。

胡蝶蘭には様々な色がありますが、新築祝いの定番は白。

ピンクの胡蝶蘭も女性に人気です。

ただ、新築祝いに花を贈る場合は必ずしも胡蝶蘭でなくてはならないという訳ではありません。

「希望」の花言葉を持つガーベラや、「永華」が花言葉のダリアも新築祝いにふさわしい花と言えるでしょう。

贈る相手の家の雰囲気に合った花を選ぶのが大切です。

火や火事を連想させる「赤」は新築祝いではタブーとされているので、赤い花を選ばないように気をつけて下さいね。

生花を贈る場合に気になるのが花瓶をどうするか、という点でしょう。

相手が花瓶を持っているかわからなければ自分で用意した方が良いのですが、相手の趣味に合うかどうかと新たな心配事が出来てしまいますよね。

こんな場合は花瓶が必要ないアレンジメントフラワーやブリザードフラワーがおすすめです。

アレンジメントフラワーとは一般的にはカゴなどにスポンジを入れ、見栄え良く花を生けたもの。

ブリザードフラワーとは、花が長期間枯れずに保たれるように、特殊な液体を付けた生花です。

これらは手間がかからない上に、飾るための場所も取りません。

そのまま部屋に飾っておけるので新築祝いでも人気の贈り物になっています。

ブリザードフラワーは数年間保つことが出来る一方で、とてもデリケートで壊れやすいものです。

ホコリ防止のケースに入れて贈った方が良いでしょう。

お花だけでなく、新しい部屋を緑で彩ってくれる観葉植物も人気の新築祝いです。

室内の植物は、部屋の空気をきれいにしてくれるだけでなく、心理的に落ち着かせてくれたり、疲れを和らげてくれる効果があります。

また、植物は「根付く」ことからも、縁起の良い新築祝いとされていますね。

置くと運気が上がると言われているモンステラ、幸福の木の名を持つドラセナ、手入れが簡単で育てやすいパキラ、オーガスタ、ユッカなどが人気です。

観葉植物を贈る場合は置くスペースや手入れの手間を考慮する必要がありますし、害虫が心配で置きたがらない人もいます。

事前にしっかりと相手のリサーチをして、場合によっては小さめのサイズを選んだり、手入れが簡単なもの、害虫が発生する心配が少ないものを選ぶなどの注意が必要です。